体力面でのトラブルへの対策

さまざまな職種があり、仕事内容の幅広さも介護職の特徴です。そのため、仕事のつらさは職種と仕事内容によって大きく異なってくるものの、よい健康状態をキープし、体力が十分でないと務まらない仕事が多いのは間違いありません。

特に、訪問介護など現場で各種の介護を行う場合、中腰の姿勢になる機会が多いという理由から、体力的なつらさを感じやすいわけです。同じ介護職でも、職種によって仕事内容は大きく異なるので、体力的にきついと感じるのであれば、介護職の他の職種に転職することを検討するのも手です。

デイサービスは、日帰りの介護サービスを提供する施設ですが、宿泊施設を備えている一部を除いて、基本的に夜勤はありません。ただでさえ体力勝負な面があるのに、さらに夜勤まで加われば体力的な不安を感じやすいのは当然の話ですので、デイサービスのように比較的落ち着いて働けるところへの転職も検討してみてください。

また、資格を取得して、ケアマネージャーなど肉体的な負担が少なめな職種への転職を目指す方法もあります。ケアマネージャーの仕事内容は要介護認定の調査、介護のプランの作成など多岐に渡りますが、現場で直接介護を行うことは稀です。

もちろん、ケアマネージャーの仕事が簡単なわけではなく、非常に繊細な作業が求められるため、現場での仕事とはまた異なるつらさ、しんどさがあります。

しかし、体力的な不安を抱えている人にとっては、比較的体力が求められにくいケアマネージャーの仕事は魅力的に感じられるでしょう。