介護職にトラブルはつきもの

介護職にトラブルがつきものなのには理由があります。まず利用者に関してですが、人間は年を重ねていくと赤ちゃん返りする人が多くなってきます。そのため自分を一番に考えてくれないと納得がいかなかったり、わがままになったりする人もいるのです。また、一番安心する自宅にいられないというストレスが加わり、人に対して冷たくあたってしまったりすることもあります。全ての利用者がそうなるわけではありませんが、あくまでこういった傾向が見られるというのも事実です。

本人としっかり話をして言い聞かせることも大切ですが、ご家族の理解を得て協力を仰ぐことも大切です。一人で対応しきれないと判断した場合には、早い段階で上司の力を借りるようにしましょう。

次に利用者家族ですが、全ての人が「いつもありがとうございます」と言ってくれるわけではなく、クレーマーのような人がいることもあります。介護施設であれば全てのお世話をしてくれるという勘違いをしているのです。そのため、家族側の要望に施設が応えられないとなった場合にトラブルに発展する恐れがあります。

そういった際には、まず丁寧な対応を第一に心がけるようにしましょう。ただ正論をぶつけても逆上されてしまう恐れもあるため、話し方や言葉の選び方には細心の注意が必要です。

少しでも相手の態度に異変を感じたら、上司に代わってもらうなどの対策を行うことをおすすめします。まずは自分一人だけで全てを解決させようと思わないことです。第一に丸くおさめることを優先し、他の人の力も借りることで大きなトラブルに発展するのを防ぐよう心がけましょう。

また介護施設トラブル駆け込み寺といった情報サイトなどを読んで日頃からトラブルについて意識しておくと、いざという時に落ち着いて対応することもできるのでおすすめです。